この食品加工工場の消臭で得たノウハウを元に、有害な気体と光触媒浄化液を接触させ分解する、本格的な脱臭装置を開発いたしました。
水洗式の脱臭装置といえば、今回のようなシャワー構造をもつスクラバーが一般的ですが、最大の効果を得るためには、気体と液体が完全に混合するような構造が必要です。そこで、ブロアーで気体を吸引する際にベンチェリー効果を生じさせ、ほぼ完全に気液混合できる構造にいたしました。
その結果、浮遊するマイクロミストなら、99,9%以上取り除くことが可能になり、気体中に含まれる有害物質等の除去にもかなりの効果が見込まれます。 また、光触媒がその力を効率よく発揮できるよう、紫外線ランプなどが組み込んでありますが、稼働部は送風機とポンプだけというシンプル構造です。
注) 実際にはそれぞれの状況に合わせた設計をし、専用の光触媒浄化剤を調合する必要があります。また、環境によっては性能を発揮できないケースも考えられます。
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